yuuho.wiki

カオスの欠片を集めて知恵の泉を作る

ユーザ用ツール

サイト用ツール


develop:start

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
develop:start [2021/05/14 09:55] – [non-clip distribution] yuuhodevelop:start [2021/05/15 15:04] (現在) – [開発] yuuho
行 2: 行 2:
  
 design doc 的な? design doc 的な?
 +
 +  * [[.:vac:start|VectorAnimationComplex]]
  
 ===== hellflame ===== ===== hellflame =====
行 36: 行 38:
   * Google Test\\ OpenCVなどで使われている。画像の入出力も比較できるか?   * Google Test\\ OpenCVなどで使われている。画像の入出力も比較できるか?
  
-===== 研究過程で生み出したもの ===== 
- 
-==== non-clip distribution ==== 
-=== 問題点とやりたいこと === 
-プロシージャルモデリング用途でいい感じの確率密度分布からサンプリングした値を使いたい。\\ 
-正規分布は値の範囲が無限なので使いづらい。正規分布で最小値・最大値を決めてクリップしてしまうと、 
-最小値・最大値に分布が偏るのであまりよくない。 
- 
-なので、最小値最大値を決められつつ、そのような最小値最大値という極端な値での生起確率も決めることができて、 
-最頻値も決められるような良い確率分布を定義した。 
  
-=== 解決方法 === 
-ここで最小値 $v_{min}$ 最大値 $v_{max}$ の生起確率を $p_{base}$ とする。\\ 
-最頻値を決められて0,1 での生起確率が 0 な正規分布に似た形の分布としてベータ分布(第一種ベータ分布)があるのでこれを使う。 
-(numpyなどで簡単に利用可能)\\ 
-ベータ分布の形状を制御するパラメータは $\alpha$ と $\beta$ の二つの実数値である。 
-ベータ関数 $B(\alpha,\beta)$ を用いて以下のように定義される。 
-$$ 
-f(x;\alpha,\beta) = \frac{x^{\alpha-1}(1-x)^{\beta-1}}{B(\alpha,\beta)} 
-$$ 
-正規分布のような上に山なりの形状にするには $\alpha,\beta>1$ である必要があるが、 
-この条件下で最頻値 $v_{mode}$ は次のように決まる。 
-$$ 
-v'_{mode} = \frac{\alpha-1}{\alpha+\beta-2} 
-$$ 
  
-とりあえず最小値・最大値での生起確率を 0 としたとき、 
-$\alpha=2$を固定として 
-$v_{min}, v_{max}, v_{mode}$ を用いて次のように表せる。 
-$$ 
-v'_{mode} = \frac{v_{mode}-v_{min}}{v_{max}-v_{min}} \\ 
-\beta = 1/v'_{mode}\\ 
-f'(x) = f(x;\alpha,\beta)\times(v_{max}-v_{min})+v_{min} 
-$$ 
develop/start.1620986138.txt.gz · 最終更新: 2021/05/14 09:55 by yuuho